飲食店・食品加工施設の事業系ゴミの捨て方

飲食店・食品加工施設の事業系ゴミの捨て方

飲食店、食品加工業の事業系ゴミ(産業廃棄物)の捨て方を解説します

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【飲食店】優良なゴミの回収処分業者の探し方と選び方|サービスは同じでも値段が全然違う!?

2023/02/28

飲食店を開店する前に決めなければならない

飲食店を開店する前に決めなければならないことはいくつかありますが、中でも重要なのがゴミの処分についてです。今回はゴミ処理を依頼する業者を選定する時の注意点について紹介していきます。

ごみ回収を依頼する業者の前提条件

ごみ回収を依頼する業者の前提条件

回収業者を選定する場合には、大前提として回収するための許可を得ている必要があります。一般廃棄物の回収と産業廃棄物の回収では、必要な許可が異なりますので、それぞれ紹介します。

一般廃棄物の場合

飲食店で出た一般廃棄物の回収・処分を依頼する場合、事業者が各市区町村から「一般廃棄物収集運搬業許可」を受けている必要があります。自治体によっては、管轄しているエリアの指定業者の一覧を公開しているところもありますので、一度確認してみるのがいいでしょう。

産業廃棄物の場合

飲食店で出た産業廃棄物の回収・処分を依頼する場合、事業者が各都道府県から「産業廃棄物収集運搬業許可」を受けている必要があります。

また、産業廃棄物に関しては、品目ごとの許可が必要になりますので、「産業廃棄物収集運搬業許可」を持っているからといって、産業廃棄物をなんでも回収してもらえるわけではありません。

また、荷積み(回収)と荷降ろしの場所が都道府県をまたぐ場合には、両方の都道府県知事の許可が必要になります。

産業廃棄物処理業者に関しても、各都道府県のHPなどで許可している業者を掲載している場合がありますので、確認してみるのがいいでしょう。

また、都道府県跨ぎになる場合には、両都道府県の許可を得ている必要がありますので、産業廃棄物処理事業振興財団の「さんぱいくん(産廃情報ネット)」などで確認するようにしてください。

業者選定のポイント

業者選定のポイント

事業ごみの回収業者を選定する際のポイントを確認しておきます。大前提として、前述の許可を得ている必要があります。

優良産廃処理業者認定があるかどうか(産業廃棄物の場合)

産業廃棄物の場合には、優良産廃処理業者認定制度というものがあります。優良産廃処理業者認定制度とは、都道府県などが、通常よりも厳しい基準に基づいて審査し、適合した業者を認定する制度です。

基準については、「遵法性」「事業の透明性」「環境配慮の取組」「電子マニフェスト」「財務体質の健全性」という5つが設けられており、この認定を受けていることが業者の信頼につながります。認定業者に関しては、前述した「さんぱいくん」で確認することができます。

収集車の台数は十分あるか

回収業者を選定する場合には、回収する能力が高いかどうかも加味しなければなりません。収集車の台数が少なければ、回収を希望する曜日や時間に回収してもらえない可能性があります。

ゴミを置いておく場所が十分でない場合や毎日大量のゴミが出るような場合には、頻繁に回収してもらわなければ、衛生的にもよくありません。希望する日時に回収してもらえるかどうかはきちんと確認しておいてください。

一般廃棄物と産業廃棄物の両方を回収してくれるかどうか

一般廃棄物と産業廃棄物で回収できる許可が異なることは先ほど紹介しましたが、事業者側からすれば、回収する業者が増えればそれだけ手間が増えることになります。そのため、出来れば依頼する業者は少ないほうがいいと考える人も多いのではないでしょうか。

回収業者によっては、一般廃棄物と産業廃棄物の両方の許可を持っていることがありますので、手間を減らしたい場合には、このような業者を探してみてはいかがでしょうか。

廃棄物の処理フローは明確か

廃棄物の処理フローは明確か

廃棄物の処理に関して、回収から最終処理までの流れが明確になっているかどうかが業者選びのポイントになります。回収を委託した業者が適切な処理をせず、不法投棄などを行った場合には回収業者が罰せられるほか、ごみを排出した事業者も責任を負うことになります。

産業廃棄物の処分を行った場合には、マニフェストの発行を行うことで適切に処分していることを証明することになります。産業廃棄物の処分を依頼する場合には、マニフェストの対応をしてもらえるかの確認も必要です。

処理費用は明瞭か

ごみの処理を依頼する場合には、各自治体によって処分費用が決まっていますので、回収業者ごとにある程度の単価も決まっています。ゴミの回収費用は、月額固定の場合と、重量で変動する場合があります。

月額の場合には、回収回数(週何回や月何回など)や月の回収上限量がどの程度か、などで料金が算出されます。具体的な料金は、各営業との打合せで決まります。

重量で変動する場合には、ごみの1袋あたりや1kgあたりの単価が決まっており、その月のゴミの回収量よって価格が変動することになります。

開店したばかりで量がわからない場合や、季節によって排出量が変わる場合には、重量が変動する価格設定のほうがいいでしょう。一方で、毎月の排出量がある程度決まっており、変動幅もそれほどない場合には、月額固定の契約にするのがいいでしょう。

信頼できる業者かどうか

疑問点にしっかりと答えてくれるかどうか、きちんと連絡が取れるかどうか、対応は親切かどうかなど、万一トラブルになった場合にきちんと対応してくれるかどうかは、業者選びの際に重要なポイントになります。

まとめ

ゴミ回収業者の選定の仕方

今回は、ゴミ回収業者の選定の仕方について説明してきました。ゴミの回収業者を決める際に、費用の安さだけで選んでしまうと、後からトラブルになってしまう可能性もありますので、回収の許可を持っているかどうか、信頼できる会社かどうかをしっかりと見極めて委託することが重要です。

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