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【5分でわかる】オフィスのダンボール・古紙・機密書類など事業系ゴミの捨て方|正しい処分方法をわかりやすく解説します

2023/11/17

紙類・段ボールの処分

ペーパーレスの流れが進んでいっていますが、オフィスや事務所で仕事をしていくうえで、他社から紙で書類が届いたり、紙に印刷して使用したりすることはまだまだ多いと思います。今回は、オフィスで発生した紙ごみや段ボールなどの処分方法を紹介していきます。

紙類・段ボールの処分

紙類・段ボールのごみ

一般家庭との違い

一般家庭の場合には、週に1回や月に2回など資源ごみの回収の日が決まっており、紙類や雑誌、本、段ボールなどを各市町村が回収してくれます。しかし、事業者の場合には一般家庭と同じように資源ごみで出すことはできません。

新聞や雑誌などであれば、販売店や出版社などが回収してくれる場合もあるかもしれませんが、基本的には事業規模の大小に関わらず、回収業者などに処分を依頼する必要があります。

処分方法

紙類、段ボールの処分に関しては、どれくらいの排出量があるかで処分方法が異なることがあります。

排出量がそれほど多くない場合

毎日それほど多くのゴミが出るわけではなく、段ボールなどのゴミもそれほどでない場合には、可燃ごみとして他のごみと一緒に廃棄物回収業者に回収を依頼してください。

段ボールは断られてしまう可能性がありますので、その場合には、段ボールだけ別に依頼することになりますが、紙ごみであれば普通の可燃ごみとして処分可能であるため回収してくれるでしょう。

また、自治体が回収してくれる場合があります。例えば東京都足立区の場合、紙類、雑誌、新聞などは、高さ10cmにつき10Lのゴミ処理券1枚、段ボール2枚につき10Lのゴミ処理券1枚を使用することで処分してもらうことができます。

しかし、10L券が1枚76円ですので、段ボール1枚で38円の処分費用が掛かることになります。このように、自治体に処分を依頼する場合には、割高になってしまう可能性が高いです。

排出量が多い場合

オフィスなどでは大量の紙が、工場や卸業者などでは大量の紙と段ボールが排出されます。このような場合には、古紙リサイクル業者に有価買取を依頼することができる可能性があります。

工場や卸業者の倉庫などの場合には、回収車が入っていける大きなスペースがあり、1回の回収量が数十キロ単位になることが多いので、有価買取してもらえる可能性が高くなります。

また、オフィスの場合でも、排出された紙ごみなどをストックできる場所があれば、1回の排出量が多くなりますので、買取してもらえる可能性が高くなります。

機密文書の廃棄

機密文書の廃棄

社外秘や個人情報の記載がある紙はシュレッダで処分するか、機密文書だけを集めた段ボールを機密文書としてそのまま処分してもらう方法があります。シュレッダの場合には業者によっては買取の対象になる可能性がありますが、様々な種類の紙が混在している可能性が高いため基本的には有料での処分となり、買取できてもかなり安価です。

段ボールのまま処分してもらう場合には、段ボールのまま溶解処分し、そのままリサイクルすることになります。リサイクルしたものに関しては、様々な種類の紙や段ボールが混ざっているためリサイクル品としての品質は低く基本的には有料での処分です。

そのまま溶解処理を頼む場合も、機密性がきちんと保持されるよう工夫や、信頼できる業者の選定が必要です。

有価買取してもらう場合の注意点

きちんと分別する

有価買取してもらう場合には、きちんと分別しておく必要があります。例えば、1kgあたり10円で買い取ってもらえる紙と1kgあたり5円で買い取ってもらえる紙が混在している場合には、リサイクルの質が下がってしまったり、分別に手間がかかってしまったりするため、すべて1kgあたり5円での買取になります。

回収業者に買取を依頼するような場合には、段ボール、新聞、雑誌、紙類などに分別して置くことをおすすめします。特に紙類は、コピー用紙の箱などにまとめて溜めておくなど日ごろからの分別が必要になることもあります。

禁忌品に注意

禁忌品とは、リサイクル原料としては適切でない異物のことを指します。紙類ならばすべて同じようにリサイクルできると思いがちですが、実はそうではありません。例えば、ピザやケーキが入っていた箱には、食べ物の汚れが付着しています。

これらはリサイクルした後の製品に汚れや臭いが移ってしまうため、可燃ごみとして焼却処分する必要があります。禁忌品に関しては、回収業者によって変わることがありますので、詳しくは回収を依頼する業者に確認してください。以下に一部の禁忌品を紹介します。

・カーボン紙/ノンカーボン紙

配送に使用される伝票などがこれに当たり、紙にロウが含まれ、他の紙に特殊インクが移る恐れがあります。

・感熱紙

レシートやFAX用紙などがこれに当たり、リサイクル後加熱すると色が出てしまう恐れがあります。

・のりがついた紙

紙を張り付けた台紙や封筒、切手、ふせんやインデックスなどがこれに当たり、リサイクルしたときに穴をあけてしまう可能性があります。

・金属インクを使用したもの

医薬品のパッケージなどがこれにあたり、リサイクルに適しません。

・小さな紙/シュレッダーしたもの

名刺や機密文書などでシュレッダーしたものは、繊維が取れないためリサイクル品として回収しないところもあります。 

まとめ

オフィスで排出された段ボール

今回は、オフィスで排出された段ボールや新聞、雑誌、紙類などの処分方法について紹介してきました。ガムテープなどのテープがついたものや、のりやシールが貼られている紙類はリサイクルできないためきちんとした分別をする必要があります。最悪の場合には回収してもらえませんので、十分に注意が必要です。

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