事業系ゴミの処分方法

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事業系ゴミの処分方法・基礎知識・処分の流れ解説

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事業ゴミと家庭ゴミの違いをわかりやすく解説します!会社から出るゴミと家庭のゴミは何が違うの?

2024/03/14

「会社からでるゴミは家庭のゴミと一緒に捨てていいのかな?」

「事業ゴミと家庭ゴミはなにが違うのかな?」

このように、会社からでるゴミと家庭からでるゴミの違いを知りたいと思っている方は、多いのではないでしょうか。

この記事では、事業ゴミと家庭ゴミの違いを詳しく解説していきます。

会社から出るゴミは事業ゴミと呼ばれ、家庭からでるゴミと処分方法が異なります。

誤って事業ゴミを家庭ゴミに出してしまうと、罰則の対象となってしまう可能性があります。

事業ゴミと家庭ゴミの違いを理解し、罰則を受けないようにするためにも、この記事をチェックしてみてください。

1. 事業ゴミと家庭ゴミの違い

会社からでるごみ

事業ゴミと家庭ゴミは、以下のような点で違いがあります。

排出者

事業ゴミ:

  • 事業活動によって発生するゴミ
  • 事業者(会社、商店、病院、学校など)が排出
  • 営利目的の事業だけでなく、非営利活動も対象

家庭ゴミ:

  • 一般家庭から日常生活によって発生するゴミ
  • 住民が排出

分別方法

事業ゴミ:

  • 一般廃棄物と産業廃棄物に分類
  • 一般廃棄物は、家庭ゴミと同様に分別が必要
  • 産業廃棄物は、種類ごとにさらに細かく分別
  • 廃棄物処理業者の指示に従って分別

家庭ゴミ:

  • 自治体によって分別方法が異なる
  • 一般的な分別方法:燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミ
  • 粗大ゴミは別途処理

処理費用

事業ゴミ:

  • 排出者が処理費用を負担
  • 家庭ゴミよりも高額
  • 処理方法や排出量によって費用が異なる

家庭ゴミ:

  • 一般的に、市町村が処理費用を負担
  • 事業ゴミよりも低額
  • 一部自治体では、ゴミ袋の有料化を行い販売収入で処理費用を賄う

2. なぜ事業ゴミは家庭ゴミと一緒に出せないのか?

事業系ごみは家庭ごみと一緒に出せない

廃棄物処理法により、事業ゴミは排出業者の責任で処理することが、義務付けられています。

産廃物処理法に違反すると罰則の対象となるため、事業ゴミは家庭ゴミのステーションに捨てることができません。

3. 事業ゴミと家庭ゴミの処理方法

事業系ごみと家庭ごみの処理方法

事業ゴミは処理を適切におこなわないと、罰則の対象となってしまいます。

一方、家庭ゴミは自治体の処分方法に従う必要があります。

事業ゴミの処理方法

事業ゴミの処理方法は、「処理施設へ自ら持ち込む」と「処理業者に委託する」の2種類です。

それぞれの気を付けるべきポイントを詳しくみていきましょう。

事業者が自ら処理施設へ持ち込む

事業系一般廃棄物の場合は、市区町村が指定する処理施設に自ら持ち込んで処理が可能です。

処理施設でゴミの重さを計り、重さに応じた処理料金を支払う必要があります。

自ら持ち込む場合は、事前に処理施設へ連絡をして、許可を取る必要があります。

処理業者に委託する

処理料金を支払うことで、事業ゴミの収集運搬と処分を専門にしている業者に、処理の委託ができます。

料金は業者によって異なるので、ホームページなどでチェックしてください。

また、産業廃棄物を処理する場合は、専門の業者に委託をする必要があります。

自治体では産業廃棄物の処理ができないため、自ら持ち込んで処分することができません。

産業廃棄物の処理を委託する業者を選ぶ際は、以下2つの項目を確認する必要があります。

  • 都道府県から産業廃棄物処理の許可を得ているか
  • 排出する産業廃棄物の品目の許可を得ているか(廃油処分の許可など)

都道府県のホームページで上記2つの許可を得ているかを確認することができます。

許可を得ていない業者に委託すると、排出事業者が責任を負わされるので注意が必要です。

家庭ゴミの処理方法

家庭ゴミは、お住いの地域の自治体によって定められた方法や場所にゴミを出す必要があります。

自治体によって分別の方法や収集場所、収集日時が異なるので注意が必要です。

4. よくある質問

事業系ごみと家庭ごみの違い

Q. 家庭ゴミを会社に捨てるのは違法ですか?

はい、家庭ゴミを会社に捨てるのは違法です。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、事業ゴミと家庭ゴミは分別して処理することが義務付けられています。

会社に家庭ゴミを捨てる行為は、不法投棄とみなされ、罰則の対象となる可能性があります。

Q. 事業ゴミを家庭に出すと罰金はありますか?

事業ゴミを家庭に出すことは違法行為であり、不法投棄にあたります。

具体的には、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」第25条に違反すると判断され、

5年以下の懲役または1000万円以下の罰金、またはその両方が科せられます。

5. まとめ

この記事では、事業ゴミと家庭ゴミの違いを詳しく解説してきました。

会社から出るゴミは事業ゴミに該当するので、排出事業者が適切に処理しなければなりません。

事業ゴミの処分を委託する場合は、信頼性の高い業者を選ぶようにしましょう。

事業ゴミと家庭ゴミの違いを理解し適切に処理するためにも、この記事を参考にしてみてください。

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